SHIP
常に海水や風にさらされているクルーザーやヨットなどの船は、車とは比較にならないほど過酷な環境で使用されているのです。
また、車に使われている一般的な塗装とは違い、パネルを型にはめ込む際に塗装される「ゲルコート塗装」が使用されています。長期間海風にさらされた船の塗装は、チョーキング現象(※)が発生し、さらに汚れが落ちにくい状況になりやすいという特徴があります。
船のボディ研磨で大切なことは、いかにクリアー層を残すかということですが、汚れの落ちを最優先にするため、研磨力の強い研磨剤を使ってしまうと、クリアー層にダメージを与えかねません。
塗装へのダメージを最小限にとどめ、本来の輝きを引き出すためには、専用の洗剤で汚れを浮かし取り、少ない研磨作業で本来の光沢を取り戻す必要があります。この技術こそ、塗装の扱いがデリケートな、クラシックカーでも研磨することのできる、熟練した当社の職人技が活きてくるポイント。
そして、しっかりと汚れを落としたあとにコーティングすることによって、見た目の艶はもちろん、耐久性にも優れた塗装面を復活させることができます。
■船舶ボディー磨き
良くありがちな研磨、粗目のコンパウンドでの一発磨きでのワックス掛け、劣化の進行状態で粗目のコンパウンドでの磨きは当然の作業だと思いますが、その後のワックスやコーティング剤を塗布しての終了などは、最悪な状態です。
■下地処理(光沢追及)
洗浄した後、ワックスやコーティング剤で光沢を求めるのではなく、塗面の状態を見極めながら、磨く事を重視しています。
最終的には、バフ目も残さない光沢のある塗面に生まれ変わり、時間はかかりますが、完璧なまでの仕上がりとなります。ワックスやコーティング剤はあくまでも保護と考えております。
ボディー磨き1
ボディー磨き2
ボディー磨き3
金属磨きbefore
金属磨きafter
ハルの磨きbefore
ハルの磨きafter
ガラスボディーbefore
ガラスボディーafter
■施工完了写真
■様々な素材が使われている船(ステンレス・アルミ・ウッド・ガラス・レザー・その他)
それの細部にわたって美観を高めるべく作業方法・手順を考慮して仕上げます。
各種キャビン内クリーニング
■ギャラリー
料金につきましては、ご相談ください。
044-280-7757
船のガラス
塩分を含んだ海水が付着しやすいガラスは、強い日差しにさらされることによって結晶化し、放っておくとウロコ状(ウォータースポット)になり窓全体が白濁したようになってしまいます。
この状態では、見た目が悪いのはもちろん、安全な航行に欠かせない十分な視界が確保できず危険です。
通常、こういった場合は、強い酸性系の溶剤を使って落とすことが可能ですが、当社では、そのような酸性の溶剤は使用しません。なぜなら、それらの酸性の溶剤を使用すると、ガラス表面が“酸焼け”を起こし、白濁した状態をさらに悪化させてしまうのです。
当社では、特殊溶剤を使って研磨を行い、ウロコ状の汚れを完全に除去。白く濁った汚れが酷い状態でも、ガラスの強度を考慮しながら繰り返し研磨を行います。
そして、再び汚れが付きにくくなるようコーティングを施工し、クリアな視界を長期にわたって保つことが可能です。
船外装備のクリーニング
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